コンパウンドアーチェリー

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FITA(国際アーチェリー協会)の独断

通常、アーチェリーは、
ルール上は「リカーブ」弓矢に属する。
リカーブとは、直訳通り、
後方に曲がった形のものだ。

 

これは、滑車が混合していることで、
名がつけられた「コンパウンド」弓矢に対しての、
「リカーブ」弓矢だが、
ここに至るまでには歴史がある。

 

アーチェリーは長い間、
国際アーチェリー協会の独断で、
「ダブルラウンド」が基本だった。
90m(女子は70m)から、30mまでの4つの距離を、
全員が合計288射を行い、
合計得点によって、金銀銅を決めてきた。

 

ところが1985年の韓国世界選手権を最後に、
1987年オーストラリア世界選手権から、
また国際アーチェリー協会の独断で、
「グランドラウンド」と言われる、
一種の「ふるい落とし形式」が導入された。

 

この「グランドラウンド」は、
翌年1988年ソウルオリンピックの、
ほんのリハーサルだったのだが、
それでもチャンピオンは、
36射で4つの距離での合計得点で決められた。

 

当時はまだ「リカーブ」弓矢という呼び名もなく、
「コンパウンド」弓矢は、
国際アーチェリー協会とは別に盛り上がっていた。

 

そして国際アーチェリー協会は、
1992年バルセロナオリンピックから、
現在の「マッチ形式」の原型となる、
「オリンピックラウンド」を導入した。

 

突然「オリンピック」部門なる名称で、
通常の「アーチェリー」と呼ぶようになったのだ。

 

 

ここまで歴史を解くだけでも、
いかに国際アーチェリー協会に、
振り回されていたかがわかると思うが…、

 

1995年インドネシア世界選手権から、
またまた国際アーチェリー協会の独断で、
予想外の展開で「コンパウンド」弓矢を、
正式に取り入れることになる。

 

この時すでに「コンパウンド」弓矢の、
オリンピック参加が考えられていたのか、
次回の1997年カナダ世界選手権から、
「オリンピック」部門は、
現在の「リカーブ」部門へと改称される。

 

ここから現在の「リカーブ」と、
「コンパウンド」の分類は始まった。

 

だが、国際アーチェリー協会の思惑とは別に、
世界オリンピック連盟は、
「コンパウンド」弓矢を、
従来の『アーチェリー』とは認めず、
「ニュースポーツ」として現在に至っている。

 

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